民間企業

国際教育プログラムを活用し、米国州立エンポリア大学に留学。
留学経験を就職活動に生かす。

株式会社ヨネイ 内定多賀 勝郎 さんTaga Katsuro経済学部卒(2011年3月) / 沖縄県立 コザ高校 出身

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就職された企業についてお教えください。

私は、「株式会社ヨネイ」から内定をいただきました。
「株式会社ヨネイ」は、1897年創業の三菱商事系列の機械専門商社です。主な取引先は、大手企業や防衛省。大型映像システムやセキュリティーゲートなどの「情報産業部門」から、自動化・省力化機械などの「産業機械部門」、護衛艦など艦艇の修理・点検および部品供給の代行業務などの「防衛関連部門」などの6つの部門で顧客ニーズに応え、機械を中心に多種多様な製品の国内販売や海外取引を行っています。海外の"最新機器"を国内に紹介し、産業の発展に貢献しているところが、この会社の魅力だと思いました。

商社を中心に就職活動したのですか?

3年生の秋学期に、TOEIC 800点を超えたので、海外とのやりとりが多く、語学が生かせる業界にチャレンジしようと思い、メーカーや商社を中心に活動をはじめました。
しかし、就職活動を始めて気づいたのは、そうした企業に応募している学生は、帰国子女や海外留学経験が1年以上ある人が多いということでした。私は、2年生の秋学期の半年間、アメリカ・カンザス州立エンポリア大学に留学しましたが、その経験のみでは他の応募者と差別化を図ることができません。そこで、3年生のときに参加した「国際学生交流セミナー」でロシアや上海に行き、地元の学生と交流したこともアピール。英語圏だけでなく、ロシアや中国など、さまざまな国の文化に触れたことを加えるようにしました。

アメリカに留学されていたのですね。その経験を詳しく聞かせてください。

はい。小学生の頃に家族で行ったアメリカ・フロリダへの旅行をきっかけに、英語好きに。すべてにおいてスケールが大きいアメリカへの興味が膨らみ、いつか留学したいと思うようになりました。大阪経済法科大学は、資格講座や公務員、法科大学院を目指すSコースが知られていますが、実は、海外留学などの国際教育も充実しています。カナダのトロント大学やイギリスのロンドン大学にも留学ができるのですから。私も、制度を活用して、留学を目指しました。国際部のLSP(Language Study Program)を活用すれば、TOEIC 500点を超えていれば、一学期分の学費が奨学金として出ます。とにかくTOEICをクリアして、奨学金で留学しようと頑張りました。勉強のみに集中できる大学に留学しようと、教育に特色があり、都会ではない場所に立地している、アメリカ・カンザス州立エンポリア大学に留学することを決めました。
エンポリア大学の授業は、語学の授業が中心。主に、コミュニケーション能力を養いました。休日には、交換留学生として本学で学んでいたときに交流のあった留学生が、ニューヨークやセントルイスに旅行に連れて行ってくれました。タイムズスクエアや自由の女神像などを見物し、ニューヨークを満喫。ウオールストリートでは、パリッとしたスーツを着たビジネスマンが。自分もいつか、こんな風になりたいと思いました。

すごいですね! では、「国際学生交流セミナー」はいかがでしたか?

3年生のときにこのプログラムに参加し、ロシアと上海それぞれに1週間ずつ滞在しました。地元大学の講義を公聴したり、学生と交流したりしました。ロシアでは文化や歴史的背景についてディスカッション。上海では、ちょうど上海万博が開催されていたこともあり、その人の多さとパワーに圧倒されながら、楽しい時間を過ごすことができました。
その国のエネルギーというのは、その国に行かなければ感じ取れないもの。そういう意味で、とても貴重な経験となりました。

具体的な就職活動は、どのように進めたのですか?

まずは、1DAYインターンシップに参加して、就職活動への意識を高めました。10月から企業へのエントリーを開始し、合同説明会に参加するようにしました。先にお伝えしたように、この頃、TOEICが800点を超えたので、語学が生かせるメーカーや商社に応募するようになりました。

では、内定先の株式会社ヨネイへの応募は?

インターネットの就職情報サイトで、株式会社ヨネイを知りました。創業1世紀以上もの歴史をもつ商社であること、セキュリティーゲートや防衛機器など、特殊な商材を扱っているところに興味をもち、応募しました。
約2週間に渡って筆記試験から1次・2次面接を受け、いよいよ最終面接。留学や国際交流などをすべて自分で計画し、実行した行動力をアピールしました。メールで合格の知らせをうけたときは、本当に嬉しかったです。

よかったですね!それでは、今後の抱負を聞かせてください。

株式会社ヨネイは、6つの部門のうち5つの部門は海外と取引のある専門商社です。できれば語学力を生かして、海外との取引に携わってみたいと思います。海外の付加価値の高い商品を国内に紹介し、産業の発展に貢献できるなら言うことはありません。アメリカのウオールストリートで見たビジネスマンのように、いつか自分もダイナミックなビジネスをしてみたいと思っています。

受験生の皆さんへのメッセージ

語学を究めたい方は外国語大学に進学すべきだと思いますが、法学や経済学の専門知識と語学のどちらも学びたい方に、本学はとてもお勧めだと思います。バルダス教授の「Business Studies」のように、経済学を英語で学べる授業もありますし、高橋美多准教授の「国際経営論」のように、日本語で国際経営を学べる授業もあります。サポート体制が整っているので、留学を始め、さまざまなことにチャレンジしやすい。この環境なら、本当に自分がやりたいことを見つけられるかもしれませんよ。

※掲載内容は取材当時のものです。

4年間のサクセスストーリー

1年生
クリストファー・カー先生の少人数かつほとんど英語で行われる語学の授業を受ける。カー先生が「全員、留学なさい!今しかできない貴重な経験ができる!」と熱心に勧めてくれ、留学意欲が高まる。
2年生
TOEIC 500点を超える。
国際部のLSP(Language Study Program)を活用し、2年生の秋学期にアメリカ・カンザス州立エンポリア大学に留学。
3年生
「国際学生交流セミナー」に参加し、ロシアと上海を訪問。その国の文化に触れることができ、よい刺激を受ける。このころ、TOEICが800点を超える。
就職活動を本格化させ、語学を生かせるメーカーや商社を受ける。
4年生
就職情報サイトで株式会社ヨネイを知り、興味をもつ。選考が順調に進み、内定を勝ち取る。

国際部を活用しよう!

本学には、世界中から、たくさんの留学生が来ています。国際部は、留学支援や留学相談だけでなく、そうした留学生と日本人学生が交流できる場所。アットホームな雰囲気の中、留学生や外国人教員と気軽に英語でコミュニケーション。楽しくて有意義な時間が過ごせますよ!

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