民間企業

行動力が生んだ、証券会社との出会い。
女性管理職をめざし、がむしゃらに前進していきたい。

東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 内定板山 未玖 さんMiku Itayama経済学部経営学科卒(2019年3月) / 京都府立 京都すばる高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社から内定をいただきました。
東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、社名に「東海」と付いている通り、東海地方を中心にネットワークを展開している証券グループ会社です。大手銀行とのみ提携している証券会社とは違い、各地方にある都市銀行と提携して、地域に密着した営業を行っているのが東海東京フィナンシャル・ホールディングスの特徴です。入社後は、グループの中核会社である東海東京証券株式会社に配属され、営業職として働く予定です。

もともと金融業界を志望されていたのですか?

はい。私は商業高校に通っていたので、高校1年生から会計などの勉強をしてきました。だから、高校生の頃から、将来は金融業界しか考えていませんでした。しかし、金融業界に行くために商業高校へ進学したわけではありません。吹奏楽がやりたくて進学した高校が、たまたま普通科のない商業高校だった、という感じです。思いがけず始めた会計の勉強ですが、勉強を進めるうちに、その面白さに気づき、大学でも勉強を続けたいと思うようになりました。地元が京都なので、京都の大学への進学も検討しましたが、経済に特化した大学がなく、豊富な学部を売りにしている大学が多い印象でした。そこで、大阪も含めて経済に特化している大学を探した結果、名実ともに経済に強い経法大に進学することに決めました。大学では実用的な資格の勉強もしたかったので、資格講座が充実している点も大きな魅力でした。

経法大では、どのような学修に取り組んでこられましたか?

資格取得を学修の中心に据え、資格講座を受けながら、関連する授業を履修しました。まず、1年生の時は、「Sコース(特修講座)」の会計職講座を受講して、簿記の勉強を始めました。そして同時に、簿記以外の資格取得にもチャレンジすることにしました。そこで興味を持ったのが、FP(ファイナンシャル・プランニング)。それまで漠然としたイメージしかなかったFPですが、授業を履修してみて、その実用性の高さに驚きました。
FPは簡単に言えば、人生の夢や目標を経済的な側面から実現に導くための方法です。ライフスタイルや家族構成を踏まえ、収入と支出の内容や、資産に負債、保険など、あらゆるデータを収集・分析し、長期的な資金計画を立てて実現へと導いていくのがFPです。FPを修得できれば、自分で自分のライフプランもつくっていけるので、学修を深めていく程おもしろさも増していきました。そして、2年生のうちにFP技能検定3級を取得。さらに、先日、FP技能検定2級の試験にも合格することができました。ここまでスムーズに進んでこられたのは、資格取得の勉強に、楽しみながら取り組んでこられたからだと思います。

3年生の時には、証券会社のインターンシップに行かれたそうですね?

はい。SMBC日興証券のインターンシップに参加しました。実は、学校が主催しているインターンシップで、信用金庫に行きたいと思っていたのですが、申込み期日を間違えてしまい参加できなかったんです。でも、そこで諦めずにインターンシップ先を自分で探した結果、SMBC日興証券と出会うことができました。金融業界のなかでは、銀行にしか目がいってなかったのですが、このインターンシップをきっかけに、証券会社にも興味を持つようになりました。
インターン先は法人営業所だったのですが、証券会社の概要や株の講義、先輩社員の話を聞くことができ、とてもためになりました。普段は見ることができない証券取引所を見学できたのも貴重な経験でした。

就活にはどのように取り組まれたのですか?

まず、キャリアセンターが開催している講座や説明会に、積極的に参加しました。業界研究やSPI対策、マナー講座など、どれも役立つものばかりでしたが、特に学内企業説明会は、内定先である東海東京フィナンシャル・ホールディングスに出会うことができたので、参加して本当に良かったと思います。また、キャリアセンターには、エントリーシートの添削でも、とてもお世話になりました。自分の考えを文章にするのが苦手だったので、授業がない日もキャリアセンターに通って、細かい所までアドバイスをいただきながら、少しずつ完成に近づけていきました。
他にも、就活へのエンジンを一気にかけてくれた、就活実践キャンプも忘れられません。最初は友人に誘われて気楽に参加したのですが、周りの姿勢がどんどん真剣になっていくのを肌で感じ、「私も頑張らないと!」と就活モードになっていきました。また、面接練習では、とても緊張していたにもかかわらず、よく話せているとの評価をいただけたので、自信をつけることができました。

本番の試験でも、その成果を発揮することはできましたか?

はい。書類選考や筆記試験を通過できたのは、それまで積み重ねてきた努力の結果だと思います。ただ、東海東京フィナンシャル・ホールディングスの試験は、書類や筆記の内容よりも、「人」を重要視していると感じました。最初にそう感じたのは、グループディスカッションの評価を聞いた一次面接の時です。
グループディスカッションで私は、司会を担当していたのですが、個人的には上手に場をまわせなかったと感じていたんです。でも、後日の一次面接では、「司会だけに留まらず、グループの中心人物として場を明るく盛り上げていたね」と評価していただけたので、「そんな風に見てもらえてたんだ」と驚きました。一人ひとりの人柄や性格を、すごく丁寧に評価する姿勢が伝わってきたので、その後も終始リラックスして話をすることができました。ありのままの自分を出すことができたので、一次面接を通過できた時は、本当の自分を評価してもらえた気がして、うれしかったです。
続く二次面接では、5分間で自己PRをするという課題がありました。自作の資料も配布して、端的にまとめることはできましたが、想定していたPR内容に対する質疑がなく、残りの時間すべてが企業側への自由質問に充てられた時は、本当に焦りました。全く準備していなかったので、面接官の方に仕事内容を説明してもらい、聞いた内容に対して質問するという形で、何とか場をつなぎましたが、正直、手応えをあまり感じることはできませんでした。だから、内定の連絡をいただいた時は、心の底からうれしかったですね。

今後の抱負についてお聞かせください。

社会人1年目の仕事は、がむしゃらに頑張りたいです。だから、壁にぶつかっても諦めずに、積極的に行動していきたいと思っています。もちろん、ただ頑張るだけじゃなく、結果も出していきたい。今後、結婚や出産など、さまざまなライフステージが考えられますが、今はバリバリ仕事をこなすことを第一に考えています。そして、最終的には女性管理職になれるように、将来設計していくつもりです。

受験生の皆さんへのメッセージ

私は家が遠かったので、一限目の授業に出席できない時がありました。そんな私を先生は見放さず、「あと何回休んだらあぶないよ」「ここを勉強したら遅れを取り戻せるよ」と親身になってくださいました。経法大の教職員は、本当にそんな方ばかりです。このあたたかな距離感が、他の大学にはない経法大ならではの特徴だと思います。だから、大学生活や将来に不安を抱えている人も、安心して入学してほしいと思います。
勉強に関して言えば、少しでも興味がある学問は、とにかく履修してください。まずは、やってみること、行動することが大事。そこからすべては始まります。資格もそうです。興味のあるものには、どんどんチャレンジしてください。意外なところから自分の将来像が見えて来るかもしれませんよ。

※掲載内容は取材当時のものです。

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