民間企業
海外旅行に行ったこともなかった自分が、
留学に踏み出したことで、夢をつかめました。
旅行会社を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
はい。私は、大学生になってから海外ってどんなところだろうと気になるようになって、韓国への留学に参加し、それが初めての海外旅行になりました。2年生の秋から3年生の春まで行っていたのですが、そこでいろいろな国から来ていた留学生に、たくさんの刺激を受けました。その留学中に韓国の方を連れて東京を案内したのですが、私が東京のことをあまり知らなかったため、上手に案内できなかったんです。それが悔しくて、もっと日本のことを知りたいと思うようになり、それがきっかけで旅行会社に興味が湧いてきました。就職活動は、旅行関係、航空関係、そして海外旅行で必要になる保険関係にも興味があったので挑戦しましたが、やはり最初の希望通りの旅行会社である、株式会社エイチ・アイ・エスにお世話になることに決めました。
留学を経験して、自身の成長を実感されたそうですね?
韓国への留学を決めたのは先生に勧められたことと、学びたい英語を、いろいろな国からの留学生と交流することで会話を通じて覚えられると考えたからです。そして、興味のあった韓国語を学ぶのも自分のためになると思いました。また、留学を経験する以前は、自分の意見をあまり言わなかったのですが、留学先で「イエスかノーで答えて。なぜ日本人は自分の意見をいわないの」と問われたりして鍛えられたこともあり、自己主張をきちんとできるようになったんです。じっくり学べるプログラムを選択したことも良かったと考えています。最初読むことしかできなかった韓国語が、半年を過ぎた頃から話せるようになってきましたし、留学先に日本語学科があったのでその学生と日本語や韓国語で話すことができたので上達につながったと思います。留学先が姉妹校でしたので、大阪経済法科大学のサポートにより現地での学費と家賃を免除されたので助かりましたね。
大学で学んだことや、取得された資格は就職活動にどう役立ちましたか?
3年生のゼミで、同業界の2社以上を選んで企業分析を行って発表するという機会があったのですが、その時に企業の経営状況などの調べ方を知ったことで、企業の将来はどうなるのかといったものの見方ができるようになりました。それが、後の就職活動で企業を選ぶ一つの基準として経営状況などを意識するようになったので役立ったと感じています。
また、MOSの資格を取得し、留学後に語学も勉強したいと考えるようになり、英検やハングル検定にも挑戦しました。大阪経済法科大学で開催されているTOEICのIPテストを試しに受けてみたりもしました。旅行会社で就職活動する際に留学をアピールしようと思っていたのですが、旅行会社をめざす方はほとんど留学していることが分かって、何か他にも個性がないといけないと考えましたね。そのことを意識していたこともあり、留学後は、語学関係の勉強に力を入れていました。就職活動のライバルの留学先は英語圏に行かれている方が多いと感じていましたので、韓国語ができることや、韓国での留学中に多国籍の方と交流することでメンタルが強くなりましたといったことをアピールするようにしたんです。
今後の目標について聞かせてください。
内定先で、実際に関わる職務内容としましては、最初は旅行の企画やお客様と接する窓口業務になるかと思います。将来的には本学の経済学部で学んだ経験を活かして経理の仕事に就くことを希望しています。先日、内定者のアルバイトに参加しました。2週間ほどの期間でしたが、お客様からの電話応対と取次ぎや、顧客者登録といった仕事でした。入社するとすぐにお客さんを持ってホテルを確保したりする管理業務も担当することになります。入社までに内定先の企業を利用して海外旅行に出かけて実際にサービスを体験し、学ぼうと思っています。業界用語を覚える必要もあり、英語もつかうためしっかり勉強するつもりです。
※掲載内容は取材当時のものです。