民間企業
お客様との「つながり」を大切にしながら
ずっと続けていける仕事をしていきたい。
内定先についてお聞かせください。
株式会社JTB関西から内定をいただきました。
勤務地など詳しいことは未定ですが、ショッピングモール内の支店カウンターでお客様対応の業務に就く予定です。
JTBをめざした理由は、アルバイト先の先輩が入社されており、とてもいい社風で仕事もやり甲斐があると聞いていたからです。社員同士の風通しも非常にいいと聞き、興味を持ちました。
もともと旅行業界に興味があったのですか?
就活を始める前に、この業界に行くことは決めていました。志望業界を考えるにあたって、大学での過ごし方を振り返ったのですが、部活をはじめ人とのつながりを大切にしてきた大学生活だったことから、人とのつながりを実感できる職業として、旅行業界をめざすことにしたんです。「楽しかった」「また行きたい」と思ってもらえるお客様を増やせれば、その後もつながりを続けられるはず、と思ってのことです。
就活ではそれほど苦労はなかったのですが、教職課程を履修していたので、教育実習とのスケジュール調整が大変でしたが、JTB関西から最初に内定をいただき、結果的によい就活になりました。
就活の準備はどのように進めましたか?
3年生の秋学期に受講した「就職活動実践講座」がとてもいい準備になりました。概ね週1回の開催で、全体で10回の授業でした。このとき行った自己分析や業界研究を通じて、旅行業界をめざす方向が固まりました。続いて、就活開始直前の3年生の2月に「就勝実践キャンプ」に参加し、個人および集団面接の練習では企業の人事担当者の方に実践的に指導していただきました。質問に対する回答が長いことや、自己PRのエピソードが少ないといった、固有の弱点を具体的に指摘していただきました。実際、練習した質問・回答が就活本番にも出ましたので、本当に実践的な内容でしたね。
また、所属していた硬式野球部のサポートも大きかったです。
硬式野球部が就活のサポートをしてくれたのですか?
そうなんです。監督がキャリア支援の先生ということもあって、監督からは「野球部にいる限りは絶対に就活の面倒をみるから、どんどん相談に来い!」と言われていました。エントリーシートの志望動機や自己PRを添削してくださったのですが、監督の添削は学生ではなかなか難しい文章表現もフォローしてくれるなど、とても助けられました。
多少プレッシャーはあったものの、就活自体は楽しかったですね。例えば、入社試験で他大学の学生に対しても壁をつくることなく、集団面接やグループディスカッションで仲良くなったりできましたから。ライバルではなく一緒に入社試験を受けた仲間という意識でしたね。
ほかに硬式野球部でよかったと思うことは何ですか?
人間関係の基本である挨拶や礼儀がしっかりと身についたことです。あとは選手としての技術的な成長を実現したこと、また、野球に対する見方が広がったことが収穫です。ベンチから試合を観ることも多く、しっかり観察していると試合の流れを分析できるようになりましたね。流れを引き寄せたり手放したりしないために、場面ごとにやっておくべきこと、してはいけないことに気づけるようになりました。
教職課程の学びで印象に残っていることを教えてください。
介護実習で特別支援学校に行った際、発達障害についての関心が高まったことです。障害を抱えるお子さんも大切な社会の一員として共に生きているんだということを改めて実感しました。ここで学んだ知識や経験は今後のキャリアに生かしたいと思います。
印象に残っている授業はありますか?
楽しかったのはゼミでした。先生が選んだテキストの中からテーマを決めて、自分で調査・研究し、プレゼンテーションするなど自由度の高いのが特徴でした。僕はこれまでに「アベノミクスの第3の矢」や「年金問題」などのテーマに取り組みました。
やはり自分で調べたことについては詳しくなれますし、プレゼンが控えているのでいい加減な理解では質疑応答にも対応できません。ゼミで調査、プレゼン、質疑応答という一連の流れを体験していたことが、無意識のうちに就活の力になっていたのかもしれません。
今後の抱負についてお聞かせください。
まずは仕事に全力を尽くしたいと思います。先ほども言いましたが、お客様との「つながり」を大切に、1回限りのお付き合いではなくリピーターを増やせるような関わりを意識していきたいと思います。お客様の立場から旅行情報を提供できる営業を心掛けたいと思っています。もともと人と関わることが好きなので、仕事も全力で楽しみたいですね。
※掲載内容は取材当時のものです。