民間企業

進路を変更し、経法大へ。
経営学部で得た知識と考え抜く力でお客さまに安心と信頼を届けていきたい。

ジブラルタ生命保険株式会社 内定森金 滉作 さんKosaku Morikane経営学部 / 徳島県立徳島商業高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

ジブラルタ生命保険株式会社から内定をいただきました。
ジブラルタ生命保険は、世界最大級の金融サービス機関で米国、アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカを中心に事業を展開するプルデンシャル・ファイナンシャルの一員として、安定した財務基盤のもと常により良いサービスを提供できるようにお客さま一人ひとりに寄り添っています。生命保険は加入者が出し合ったお金で支え合う相互扶助の仕組みで成り立っていて、小さな負担で大きなリスクに備えることができるため、社会になくてはならいセーフティネットのようなものだと思います。私が高校生の時に母が癌で入院した際、がん保険のおかげで無事に治療することができました。一家を支える人に万一のことがあった時、家族の支えになれるのが保険の素晴らしいところだと身をもって感じました。
入社後はMR(代理店コンサルティング職)として働くことになります。直接保険を販売するのではなく、販売代理店のパートナーとして相談から分析、企画、経営面まで、幅広くサポートする職種です。代理店ごとに最適な提案を自らしていく仕事なので、高い専門性やスキルを求められますが、その分やりがいもとても大きいと思っています。

ジブラルタ生命保険に興味を持たれたきっかけは何ですか?

多くの会社説明会に参加しましたが、その中でもジブラルタ生命保険はとても説明が丁寧だったことが印象的でした。業界動向の解説はもちろん、自社が大切にしていること、なぜジブラルタ生命保険に入社してほしいのか、入社したらどんなやりがいと仕事が待っているのか、といったことを時間と熱意をかけて説明してくださいました。その時、すでに「この会社に入りたい」と思いましたが、面接後のフィードバックも感動してしまうほど丁寧で、入社後も一人ひとりをしっかり見てくださる企業だと感じ、入社したいと思いました。

3年次に編入されていますが、苦労されたことはありますか?

高校卒業直後は自分で飲食店を経営するために調理の勉強をしていました。しかし、調理の専門学校で経営学を学ぶ授業があり、飲食店の経営にはマネジメントが必要だと知りました。この授業をきっかけに経営学そのものに興味を持つようになり、専門知識を身に付けるために経法大への入学を決意しました。しかし、これまで別の分野を学んでいたため、大学レベルの勉強は2年間まったくしていませんでした。そのため、入学当初は基礎的な知識がなく、授業に出席してもついていくのがやっとの状態でした。授業でわからなかった部分は、放課後に自分で調べて勉強していました。しかし、他の学生が1、2年生の間に学んでいる知識がないため、人より多く勉強して必死に基礎を固めていきました。最初の数カ月は苦労の連続でしたが、少しずつ理解できることが増えていく過程で、学ぶ喜びや楽しさを感じられるようになったのは大きな成果だと思っています。

大学ではどのような学修に取り組まれたのですか?

3年生の春に履修した「マーケティングリサーチ」では、基本的な専門用語の解説もしてしていただけたので、マーケティングを初めて学ぶ私にとって非常にためになる授業でした。その上で、因子分析や重回帰分析などの手法を実践していくことで、段階的に理解を深めることができ、マーケティングの勉強に楽しさを感じることができました。
一方で「マーケティング戦略論」の授業は、最初はとても難しく感じました。STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)や4P(プロダクト・プライス・プレイス・プロモーション)といった知識を知らずに授業を受けたていため、それらの知識がある前提の授業内容についていけなかったのです。グループワークでもSTPと4Pを考えながら商品企画をしていったので、一人だけ知識が追いついていない状況が申し訳なくもあり、悔しくもあり、多くの時間を費やして追いつく努力をしました。その甲斐あってマーケティングの中心概念をしっかり理解することができたので、最初は難しいと感じたものの履修しておいて本当によかったと思っています。
また、「製品開発論」はそれまでに学修した内容の集大成のような授業でした。自分たちで製品の開発を行うのですが、これまで学修してきたマーケティングの知識がつながっていき、ひとつの線となっていくのを感じました。マーケティングの観点から筋道を立てて商品を捉え、考察できていることに気づいた時は、入学当初と比べて飛躍的な成長を遂げた自分にとても驚きました。
他にも「ビジネスキャリア実践」や「ビジネスプレゼンテーション」では、八尾市にある商店街の活性化企画やPRを実践し、ビジネスや社会に向けた視点で物事を捉えるいい経験になりました。これらの授業で身に付けた資料作成やプレゼンテーションのスキルは、社会人になってからも役立つと感じています。

大学生活で印象に残っていることはありますか?

USJでのアルバイトは就職活動でもアピールできた私にとって誇れる経験です。過去に飲食店でもアルバイトをしてサービス業務を経験していましたが、USJのサービスはお客さまへのおもてなしが徹底されています。世界中から迎えるお客さまに対して、NO LIMIT!な楽しさを提供できるように一人ひとりが考え抜いて行動します。私自身も、お客さまをより楽しませられるように、新しい業務にも積極的にチャレンジしていきました。そのようなことを繰り返しているうちに、できることも次にやりたいことも、どんどん増えていき、目標にしていた全クルーの中から一人だけ選ばれる月間MVPにも選出されました。USJでのアルバイトは、私に積極性や挑戦する楽しさを教えてくれた本当に貴重な経験だったと思います。

就職活動に向けて、どのような準備をされましたか?

自分で就活ノートをつくって、企業ごとに分析結果をまとめ、選考でのフィードバックやポイントを記録していました。全部で40社ほど選考に参加していたので、面接でうまくいかない度に自分を否定されたような気持ちになり、落ち込んでいました。しかし、就活ノートがあったおかげで冷静に結果を振り返り、分析することができました。
最初は面接がうまくいかず、どうしてうまくいかなかったのかわからなかったのですが、就活ノートのページが埋まっていく度に、だんだんと客観視できるようになっていき、経験値も貯まっていきました。そして、第一志望だったジブラルタ生命保険に内定をいただくことができました。

今後の抱負についてお聞かせください。

MR(代理店コンサルティング職)は、ジブラルタ生命保険の今後を支える主軸となる職種です。商品や金融に対する知識だけでなく、マーケティング力、コンサルティング力、 コミュニケーション力など、幅広いスキルが必要になるので、経法大に編入した頃のようにがむしゃらに努力して、少しでも多くの知識や経験を身に付けていきたいです。さらにアルバイトで身に付けたお客さまにより良いサービスを提供することができるよう考え抜く力を活かしていきたいです。そのようにすることで代理店の経営層にも、その先にいる多くのお客さまにも、安心と信頼を届けていきたいと思います。

受験生の皆さんへのメッセージ

どんな大学を選ぶかも重要ですが、どんな経験ができる場所に身を置くはもっと重要です。学業に力を入れるのは当然として、アルバイトも含めて多様な経験を積んでください。経験の数だけ自分に自信がついて、その先の経験につながっていきます。今何ができるか、どのような経験ができるかを常に考えて行動してください。

※掲載内容は取材当時のものです。

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