民間企業

キャプテンとしてチームを全国大会に。
やり遂げた自信を、就活でも発揮できた。

株式会社鳥取銀行 内定遠藤 貴司 さんTakashi Endou法学部卒(2017年3月) / 鳥取県 米子松蔭高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

鳥取銀行から内定をいただきました。
僕は金融業界を志望し、銀行などの金融機関や保険会社、証券会社などを中心に就活を進めてきました。なかでも鳥取銀行は、僕が生まれ育った地元・鳥取でトップクラスのシェアを誇る銀行。「ここでなら、地元の人たちのために役立つ仕事ができる」という想いで、選考を受けました。
実は大阪でも保険会社や証券会社など数社から内定をいただくことができ、いろいろと迷ったのですが、家族の希望もあって鳥取に帰ることを決意。やりたいと思っていた仕事が地元でできることを、今はとてもうれしく感じています。

大学入学当初から、金融業界をめざして学ばれてきたのですか?

いいえ。大学に入ったばかりの頃は、「公務員になれれば」といった漠然とした希望を抱いていました。でも大学でさまざまな学びに取り組むなかで視野が広がり、金融業界に興味を持つようになったのです。何より、「頑張って成果を出せば、それがすぐ評価に反映され、収入も増える」という点に魅力を感じました。ただ、本気で金融業界への就職を意識するようになったのは、就活に取り組み始めた頃からです。それまでは将来のことを考えるより、部活のことで頭がいっぱいだったように思います。ソフトボール部で、キャプテンを務めていましたので。

ではソフトボール部での活動について、お聞かせください。

僕は高校でもソフトボール部に所属していました。大学に入って最初に仲良くなった友達の多くがソフトボールや野球の経験者で、「じゃあ一緒にソフトボールをやろう」と、みんなでソフトボール部に入部したのです。ただ、当時の経法大のソフトボール部は先輩部員が二人だけで、ほぼ活動停止状態でした。そこへ僕たち10数名が一気に入部して、チームという形がとれるようになったというわけです。一から新しい部を立ち上げるくらいの気持ちで、部室の掃除からスタートしました。
キャプテンになったのは、2年生の秋です。先輩から引き継いで、最終的に4年生の秋の大会まで務め続けました。振り返ってみると、始めは苦労が多かったように思います。チームを強くしたいという想いは人一倍ありましたが、最初の頃は試合になかなか勝てなくて。でも硬式野球の経験者が多かったので、そうした部員たちにソフトボールに慣れてもらうことを意識して練習を重ね、大会前には他大学との練習試合を積極的に行って実戦経験を積み、少しずつ力をつけていきました。そして4年生になった時、スポーツ推薦で実力の高い新入生が3人もチームに加わったのです。努力を積み重ねて地力をつけてきたチームと新戦力とがうまくかみ合い、春の大会では好成績を収めることができ、関西2部リーグに昇格。夏には全国大会出場も実現できました。

キャプテンとして頑張ってきたことが、素晴らしい成果につながったのですね。

最後まで頑張ってきて、本当に良かったと思います。全国大会出場は、ずっと目標としてきたこと。4年生になって、最後の最後にこの目標を達成できたんです。あきらめずに頑張り続ければ、必ずいい結果を出せるのだと、ソフトボール部での活動を通じて学ぶことができました。
キャプテンという役割を通じて、人間的な成長もできたと思います。「自分がしっかりしなければ他の部員はついて来てくれない」と考え、部活では常に自分の行動が周囲に与える影響を意識し、率先して行動をするよう、心がけてきました。そのなかで、周囲に目を配る力が身についたと感じています。また、他大学に練習試合を申し込むなど、初対面の方と話す機会が多く、そういった時の言葉遣いなども自然に身についていきました。
チームを強くしたい一心だった4年間でしたが、結果として得られたものもたくさんありました。それらは、就活に挑む上でも、大きな力になったと思います。

就活に向けた準備は、どのように進めてこられたのですか?

キャリア形成の授業は1年生からずっと受けてきましたが、正直、将来のことより目の前の部活のことばかり考えていました。3年生になって、周りが就活を強く意識し始めているのを見て、「自分もそろそろ」とは思いつつ、それでもギリギリまで部活のほうに気持ちが傾いていたように思います。
でも3年生の時に履修したキャリア演習では、履歴書の書き方など就活に必要な基本的な知識について教わることができ、実際に就活を始めてからそれがとても役に立ったと感じました。何よりキャリア演習では、キャリアメンターの先輩から、体験に基づいたアドバイスを教えていただけたことが良かったですね。証券会社から内定をもらった先輩に、「面接でどういったことを聞かれたか」「どういった勉強をしておくのがいいか」といったことを教わり、履歴書の添削までしていただいて…。金融業界を志望し、証券会社も視野に入れていた僕にとって、先輩のリアルで実践的なアドバイスはとてもありがたかったです。

鳥取銀行の選考には、自信をもって臨めましたか?

一次の筆記試験にはあまり自信がなかったのですが、なんとか合格できたので、面接にはしっかりと準備を整えて挑みました。これまでの他の企業での面接試験を振り返り、時には集団面接で印象に残った他の就活生の受け答えなどもお手本にしました。鳥取銀行についての企業研究も事前に念入りに行い、どんな質問にもきちんと答えられるよう、自分の考えを整理して…。自己アピールでは、部活でキャプテンとしてチームの問題点を分析し、その解決にあたった経験から、分析力や課題発見力には自信があると話しました。結果、内定をいただくことができ、とてもうれしかったです。

今後の抱負についてお聞かせください。

まずは新人として、与えられた役割をきちんと果たせるよう、頑張っていきたいですね。基本的なことをおろそかにせず、ミスなく確実にやり遂げていくことで、その先のキャリアアップが見えてくると思います。将来的には支店長や、さらに上の役職を任されるように、というのが目標。そこに向けて、一歩ずつ確実に歩みを進めていきます。

受験生の皆さんへのメッセージ

大学生になったら、学生生活を思い切り楽しんでほしいと思います。そんな毎日のなかで、学べることがたくさんあるんですよ。授業での勉強がすべてではありません。人との付き合い方を学んだり、自分自身の考え方と向き合ったり。そういうことにしっかりと時間を使えるというのは、大学生のうちだけではないでしょうか。ぜひ充実した日々を過ごしながら、そのなかで大事なことをいっぱい学んでください。僕もソフトボール部での活動を通じて、いろいろな勉強をすることができました。「どうすれば大学生活を楽しく充実させられるのか、わからない」という人は、ソフトボール部に入部がオススメですよ!

※掲載内容は取材当時のものです。

ソフトボール部

「まず大学生であること、次にソフトボールを」をモットーに練習に励んでいます!
一生懸命練習に取り組む姿は他大学にも負けないと自負しています。
最高の仲間を作り、学生生活を有意義に過ごしています。

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