民間企業

大学で手に入れた積極性を活かして、
さまざまな企業をITでサポートしていきたい。

トランスコスモス株式会社 内定阪本 佳哉 さんKeiya Sakamoto経済学部経済学科卒(2019年3月) / 兵庫県 神戸村野工業高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

トランスコスモス株式会社から内定をいただきました。
トランスコスモスは、「売上拡大」や「コスト最適化」といった企業が抱える課題に対して、解決策となるサービスを提供する企業です。そのサービス内容は、売上拡大に向けた顧客サポート支援やプロモーション活動支援、マーケティング活動支援、コスト最適化を実現するITサポート、ビジネスサポート、設計開発支援、システム開発支援など、多岐にわたります。
その中でも僕は、コスト最適化をITでサポートする「ビジネスプロセスアウトソーシングサービス事業」に取り組む予定です。

はじめからIT関連の仕事を希望されていたのですか。

いいえ。実は、3年生までは金融業界を志望していました。親戚や知人が銀行に勤めていて、その方から色々と話を聞いていると、真面目できっちりした金融の仕事は自分に合っていると感じたからです。経法大への進学を選んだのも、経済学部に金融経済コースがあり、金融業界への就職率が高かったからです。でも、実際に就職活動をはじめてみると、視野がどんどん広がり、金融以外の業界も見るようになりました。そこで、IT業界が秘めている可能性や成長性などに魅力を感じるようになったんです。

就職活動の中で大変だったことはありますか?

説明会に行った企業について、情報収集するのが大変でした。面接では、自社事業についての知識や、職種に対する理解度を問われることが多いので、様々な情報を詳しく調べる必要があります。しかし、会社によってはパンフレットやホームページに、あまり詳しい情報が載っていなかったり、載っていてもわかりにくかったりと、苦労することがありました。その点、トランスコスモスは、それぞれの職種について詳しい説明が掲載されていたので、非常にわかりやすかったですね。ただ、それでも僕の志望した職種は、トランスコスモス社内でもわかりにくいといわれている職種だったので、パンフレットやホームページを読み込み、自分なりに情報を整理していきました。そのおかげで、面接では職種について深く理解できていると評価していただきました。

大学生活で印象に残っている授業や取り組みはありますか?

ゼミで研究発表大会に取り組んだことですね。残念ながら研究内容が間に合わず、研究発表大会には参加できなかったのですが、チームみんなで大会に向けて取り組んだ時間は、何物にも代えがたい貴重な経験となりました。
僕らのチームが取り組んだテーマは、「Play Station3の売上利益を簿記の側面から分析する」というもの。その中で僕は、みんなが調べてきた内容を資料化したり、プレゼンする内容を取りまとめたりする役割を担っていました。全体を見ながら状況判断をして、みんなを影からサポートしていくのが得意なので、自分の特性を活かしてチームに貢献することができて良かったです。ただ、僕だけが仲間をサポートしていたわけではなく、僕自身もまた、仲間に支えてもらっていたからこそ、研究発表に取り組んでこられたんだと思います。サポートする喜び、共に何かをつくりあげる楽しさを知った学びでした。トランスコスモスで就く職種も、企業業務をアウトソーシングでサポートする仕事なので、この経験は将来必ず活きてくると思います。
他にも、「計量経済学」の授業がおもしろかったですね。元々、計算が好きでしたが、特にこの授業は難しい計算式を使うことが多かったので、勉強していてとても興味深かったです。大学だからこそ学べる内容でおもしろく、少人数の授業だったのでわからないところも質問しやすく、非常にためになった授業でした。

経法大に入って、ご自身に変化はありましたか?

高校は工業高校に通っていたので、経法大に入って学びの選択肢がかなり広くなりました。そのおかげで視野も広がり、学びたいもの、興味が湧いたものに自分から積極的にチャレンジするようになりました。周りの友人たちも自分の夢や興味のあることに、どんどんチャレンジしていくので、そういう環境に身を置けたことも、幸運でした。受け身な自分から能動的な自分に変われたのは、かなり大きな成長だと思います。

今後の抱負についてお聞かせください。

まずは、一日でも早く仕事をおぼえて、業務に慣れることに集中したいですね。僕は一歩ずつコツコツ努力していくタイプなので、ひとつひとつ丁寧に仕事をこなして、着実にステップアップしていきたいです。そして、数年後には仲間をまとめるチームリーダーになりたいと思っています。その後は、さらに上の立場をめざして、また一歩ずつ努力を積み重ねていきたいです。

受験生の皆さんへのメッセージ

最初、僕は金融業界をめざして経法大に入学しました。でも結局、当初思い描いていた業界とは全く違う場所にたどり着きました。僕と同じように、何かひとつの目標をもって大学に入る人もいると思います。でも、そんな人こそ、広い視野を持つように心掛けてください。経法大では、幅広い学修に取り組むことができ、それをサポートしてくれる仲間や教職員の方々がいます。可能性を自分で狭めたりせずに、いろいろなことにチャレンジしてください。そうするとその先に、きっとあなただけの素晴らしい未来が待っているはずです。

※掲載内容は取材当時のものです。

経済学部学生研究発表大会

経済学部の各ゼミが日頃の研究成果を発表する「経済学部学生研究発表大会」。
研究成果の発表と交流を通じて、将来につながるチカラを養います。
2017年度第6回経済学部学生研究発表大会は、過去最多の117チームがエントリー。観衆となる学生たちも年々増加しており、今年度も1,026名が参加。出場チーム・学生は、八尾駅前キャンパス内の各セッション会場で、教員審査員や学生たちが見守る中、これまでの努力を遺憾なく発揮すべく、堂々とした発表を展開しました。発表終了後には、時に鋭い質問が投げかけられ、議論が白熱する一幕も。学生たちの“真剣勝負”が、あちこちの会場で繰り広げられました。

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