民間企業

挑戦することで、切り開いてきた未来。
社会人になっても、自分の可能性に挑戦していきたい。

株式会社富士通ゼネラル 内定平島 和輝 さんKazuki Hirashima経済学部経済学科卒(2019年3月) / 大分県立 大分西高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

富士通ゼネラル株式会社から内定をいただきました。
富士通ゼネラルは、空調・情報通信システム・電子デバイスの3事業を主力とする会社です。特に空調事業は、半世紀以上の歴史を持つ富士通ゼネラルの基幹事業です。nocria(ノクリア)というエアコンが有名で、CMを見たことがある人も多いと思います。
入社後は、僕もその空調事業に営業職として携わる予定です。取引先の量販店や住宅メーカーをまわり、自社商品のPRや販促活動を行うのが業務内容です。勤務地は全国にありますが、まだ決まってはいません。まずは、神奈川県にある本社で半年ほど研修を受け、適性に合わせて配属先が決められるようです。

大学入学当初は、公務員を志望されていたとお聞きしましたが?

そうなんです。経法大への進学を決めたのも、「Sコース(特修講座)」などの教育プログラムが充実していて、公務員に強い大学だったからです。ただ、僕は公務員に対して強い憧れや目標があったわけではなく、将来的なことを考えて、漠然と公務員がいいなと思っている程度でした。
転機が訪れたのは、2年生の終わり頃。Sコース・公務員講座のアスリートクラスで、公務員試験の過去問に取り組みながら、着々と勉強を進めていたのですが、担当の先生から「民間企業も向いているんじゃないか」と言われたのがきっかけです。民間企業への受験には正直不安がありましたが、先生に「個人の能力を適切に評価してくれる企業はたくさんある」と言われ、それなら本気で挑戦してみようと思うようになりました。

大学時代で印象に残っていることはありますか?

1年生から続けている塾のアルバイトが、とても印象に残っています。主に中学生を対象とした塾で、最初は3教科のみを受け持っていましたが、担当外の教科について質問された時、答えてあげられないのが悔しくて、全教科教えられるように猛勉強しました。大学での学修と並行してやっていたので、かなり大変でしたが、教える楽しさと同時に、勉強する楽しさも体感することができました。
さらに、3年生になってからは、塾の運営自体にも挑戦。副教室長という立場になり、自分で学習プランを企画して保護者に提案するなど、ほぼ社員と同じような活動をしていました。自主的に長期インターンシップに参加しているような感じですね。この実践的な活動は、民間企業にシフトした僕にとっては、とても貴重な経験になりました。また、挑戦すれば、どこまでも可能性は広がっていくことを、身を持って学ぶこともできたと思います。

就活にはどのように取り組まれたのでしょうか?

2年生までは、キャリアデザイン演習などで自身のキャリア設計を考えたりしていましたが、正直、それ以外は大学のプログラムは利用せず、塾での活動に注力していました。それが一番、就活に直結していると思っていましたし、挑戦できることも多く、やりがいも感じていましたから。人前で話をするのも得意だったので、面接練習も特にはしませんでした。
そんな状態で就活に挑んだわけですが、やはり現実はそう甘くはありません。大手メーカーの営業職に絞って受けた会社は、ことごとく落ちてしまいました。大手にこだわったのは、企業ブランドを背負って仕事がしたかったのと、さまざまな環境で学んだ人たちの中で自分がどこまでやれるのか挑戦したかったからです。

富士通ゼネラルの選考には、どのように臨まれたのでしょうか?

「これからどうしようか」と思いながら、自宅のベッドの上で思案していた時のことです。ふと、エアコンが目に入り、「身近な家電製品のメーカーを受けてみるのもいいな」と思い立ちました。そのエアコンが富士通ゼネラル製だったこともあり、縁を感じてエントリーすることにしました。ただ、今までの失敗を活かして、エントリーシートの書き方には工夫を凝らしました。あえて、即戦力の自信があると書いたんです。企業側からすると、即戦力なんてありえない話だということはわかっていましたが、そういう意識で臨んでいることをアピールするために考えた作戦でした。結果、書類選考を通過することができ、一次面接でも面接官の方の興味はそこに集中しました。その流れでうまく塾での経験談をアピールし、かなりの手応えを得ることができました。偶然、人事部内で権限を持たれている方が来阪されていて、面接に同席してくださったのも幸運でした。
次の二次面接は、営業の方とのジョブマッチング面談だったので、あっさりとした内容でしたが、「営業に向いてるね」との評価をいただくことができ、嬉しかったです。続く筆記試験に関しては、公務員試験のために勉強してきたことを活かすことができ、難なくクリアできました。
最終面接は、神奈川県の本社で副社長と人事部トップの方との面接でした。さすがに緊張しましたが、一次面接でこれ以上ないスタートダッシュを決めることができていたので、その勢いのまま問題なく終えることができました。
その面接の帰り道。新横浜に向かう電車をホームで待っている時に、突然、富士通ゼネラルから電話が掛かってきました。「しまった!何か忘れ物をしてしまったんだ」と思いましたが、それが内定通知の電話でした。突然すぎて、その時は心の準備ができていませんでしたが、新幹線に乗る頃には落ち着きを取り戻し、内定の喜びを噛み締めながら大阪へ帰ってきたのを憶えています。

今後の抱負についてお聞かせください。

エアコン業界は、とても競争の激しい業界です。僕一人の力で業界を大きく変えられるとは思っていませんが、若い力で少しでも突破口を開いていけたらと思っています。また、僕は負けず嫌いな性格なので同期入社の仲間には絶対に負けたくありません。新入社員の中でトップの評価をいただけるよう、独自のアプローチでどんどん挑戦していきたいです。ゆくゆくは、全営業のトップを取りたいとも思っています。あとは、就活をはじめた時に思っていたように、富士通ゼネラルというブランドを背負って、自分がどこまでやれるのか、思い切り挑戦していきたいですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

大学生になると、自由な時間が増えます。やろうと思えば、どこまでもやれますし、逆にサボろうと思えば、どこまでもサボれてしまいます。すべて自分で決めないといけないので、将来どうなりたいのか、どうしたいのかをしっかりと考えてほしいと思います。目的意識があれば、どこまでも成長できるのが大学の良さです。どんな事でもいいので、自分なりに考え、行動してみてください。やりたいと思ったことに、どんどん挑戦してください。その結果、生まれた失敗や成功は、必ず自分の強みになっていきます。
また、経法大は、資格取得プログラムや留学制度が整った大学です。しかも、金銭面のサポートも充実しています。僕の唯一の心残りは、資格取得と留学にチャレンジしなかったこと。経法大に来るなら、是非ともチャレンジしてください。きっと、世界が広がると思いますよ。

※掲載内容は取材当時のものです。

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