民間企業

小学生からファンだった球団への就職内定。
選手やファンのために、最大限のサポートをしていきたい。

株式会社広島東洋カープ 内定大野 百音 さんMone Ono経済学部経営学科 4年生 / 京都府 福知山成美高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

株式会社広島東洋カープから内定をいただきました。
名前の通り、プロ野球球団の広島東洋カープを運営している会社です。2018セントラル・リーグで優勝したことで3年連続9回目となるリーグ優勝を果たしたカープですが、その成果の裏には運営スタッフの方々の努力があることも忘れてはいけません。一般的な事務作業はもちろん、日々の試合運営や、ファンイベントやグッズの企画制作、球場施設とグラウンドの管理など、挙げればキリがないほど業務は多岐に渡ります。
私もその一員として働くことになるのですが、入社前にアルバイトとして勤務し、そこで適性を見極めていただいた後、能力に適した業務に就く予定です。小学生からずっと野球をやってきたので、グラウンドに携われる仕事をしたいと思っています。小さい頃からよく試合観戦に行っていた広島球場。そこで働く自分の姿を想像するだけでワクワクしてきます。

最初からスポーツ業界を志望されていたのでしょうか?

小・中・高・大とずっと野球漬けでしたが、就職先については特にスポーツ業界に絞っていたわけではありません。むしろ、「この業界に行きたい」というような思いはありませんでした。音楽業界や旅行業界を考えていました。カープの採用試験を受けたのは、カープファンである両親から勧められたから。私も大のカープファンですが、まさか新卒募集をしているとは夢にも思っていませんでした。

経法大には編入で入学をされていますが、経法大を選ばれた理由はなんでしょうか?

理由はいくつかありますが、少し複雑な事情がありました。そもそも私が関東の大学から編入してきた最大の理由は、1年生の10月に野球で痛めた肩を手術したからです。当時通っていた関東の大学は、郊外にあったので、大学に通いながらのリハビリは現実的に難しい状況でした。「リハビリをするなら、環境の整った大阪に行った方がいい」。そう医師にも勧められ、地元の関西に戻りリハビリをすることにしました。
それから2年生の冬まで、大阪でリハビリに励んでいたのですが、このまま大学を中退して、社会人野球チームに入ろうかという考えも浮かんでいました。しかし、両親に大学は出ておいた方がいいと言われ、いろいろ悩んだ末、大阪の大学に編入することにしたんです。
せっかく編入するなら、将来のためにも経済学を学んでみたい。そう考え、大学選びをしていた時に経法大を知りました。経済分野の充実した学びと、留学生が多く、国際色豊かな経法大のキャンパス環境にもとても惹かれました。
そんな理由から経法大に編入したわけですが、実際に入学してみると、想像以上にキャンパスがグローバルな環境だったので驚きました。前に通っていた大学にも留学生はいましたが、経法大ほど授業やキャンパスで触れ合う機会はありませんでした。経法大では、授業によっては半々くらいの割合で留学生がいるので、日常生活が一気にグローバルになった感じですね。なかでも、ウクライナ人の留学生とは、日本人よりも仲良くなったかもしれません。
平日は大学とリハビリに通い、休日は高校の同級生がキャプテンをしているチームで野球に打ち込む日々。経法大で過ごした期間は約2年と短いですが、とても充実した刺激的な毎日を送ることができたと思います。

就活には、どのように取り組まれたのでしょうか?

採用試験がどんなものなのかが分からなかったので、特に対策や準備をすることなく、音楽業界と旅行業界の会社の選考を受けました。等身大の自分で受けたのが功を奏したのか、音楽業界は3次試験まで進むことができ、大手の旅行代理店からは内定をいただきました。それが5月頃のことです。
その後、カープが新卒採用していることを知り、応募することにしましたが、カープファンである私としては、絶対に落ちたくありませんでした。そこで、初めて大学のキャリアセンターに行き、エントリーシートの添削をしていただきました。「基本的な部分はできているよ」と言っていただきホッとしましたが、伝えたいことを短くスッキリまとめるのが苦手だったので、キャリアセンターの方にアドバイスをいただきながら、文章を整えていきました。
広島の人からすれば、カープは就職したい企業No.1と言っても過言ではありません。募集人数もごくわずかなので、倍率はとても高かったと思います。それでも無事、書類選考を通過することができたのは、キャリアセンターで添削していただいたおかげです。

広島東洋カープの選考は、どのようなものでしたか?

書類選考の後は、作文でした。しかも、テーマは「カープから想像する香りを商品化するなら?」という難解なもの。今度はキャリアセンターの力を借りることはできません。カープファンとしての知識を総動員し、かなり昔の選手から現在の選手までを登場させて、必死に文章を組み立てました。その熱意やカープ愛が伝わったのか、なんとか次の面接試験へと進むことができました。
面接試験は、私ひとりに対し面接官が5人。最初こそ緊張しましたが、ほとんど世間話のような感じだったので、終始リラックスして話をすることができました。「こんな感じでいいのかな?」と少し不安になりましたが、面接官の方は自然な会話の中から、私の考えを引き出していたんだと思います。
そして、いよいよ最終面接。社長が面接官だったので緊張しましたが、おもしろいことに肩の手術の話で大盛り上がり。野球選手ならではの手術の話に花が咲きました。まさか社長と手術トークで盛り上がるとは思っていませんでしたが、ざっくばらんに笑いながら話させていただいたことで、手応えを感じて帰路につきました。

内定の連絡を受けた時は、どんな気持ちでしたか?

小学生の頃からファンだった球団に就職できたので、素直にうれしかったですね。しかし、私よりも両親の方が喜んでいました。当然のことながらカープファン歴は私よりも長いので、うれしさも相当なものだったと思います。ただ、夢のような気持ちでいられたのは、ほんの少しの間だけで、「私は、もう球団側の人間なんだ」という意識が芽生えてきて、テレビで試合を観ている時も、選手よりスタッフの動きに目がいくようになりました。

今後の抱負についてお聞かせください。

カープと言えば、熱狂的なファンの存在が有名ですが、赤字経営が当たり前と言われるプロ野球界にあって、ずっと黒字をキープしている点からも、いかにファンに愛されている球団なのかがわかると思います。これからも、ファンや地域に愛され続ける球団であるために、自分ができることを精一杯やっていこうと思います。そして、チームが4連覇、5連覇を達成できるように、選手のサポートにも力を入れていきたいですね。今、カープにはドミニカ出身の選手が増えてきているので、少しでもコミュニケーションが取れるように、スペイン語の勉強もはじめました。また、将来的には、女子野球の普及・発展にも寄与していきたいと思っています。カープと女子野球のコラボができれば最高ですね。

受験生の皆さんへのメッセージ

あとから後悔しないように、興味があることには必ず挑戦してほしいと思います。私は高校時代、動物関係の学校に行きたかったんですが、野球ができる学校がなかったので、なかば仕方なく関東の大学へ進学しました。その後、経法大に編入し、カープに就職することもできたので、結果としてこの道を選んで良かったと思えますが、悩んだ時期もありました。やりたいことがある人は、やらずに後悔するより、やってから後悔した方が良いと思います。それから、資格は取っておいた方がいいですよ。経法大は資格取得のための制度が充実しているので、おすすめです。就職に有利なだけではなく、資格の勉強をすることで、将来への視野も広がると思います。あとは、いろいろな場所へ行って、いろいろな人と話してください。そのすべてが、やがて自分の強みになるはずですから。

※掲載内容は取材当時のものです。

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