民間企業

ゼミや部活の頑張りがアピール材料に。
お客様のライフステージに寄り添った
提案ができる保険営業をめざす。

日本生命保険相互会社 内定田中 茜 さんAkane Tanaka法学部法律学科卒(2018年3月) / 大阪府立 信太高校 出身

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内定先についてお聞かせください。

日本生命保険相互会社から内定をいただきました。日本生命では保険のことを「傘」と表現しています。雨が降っていないときには必要性は意識しないけど、普段から用意しておけば雨に濡れることはありません。降っていないときでも傘の重要性を理解していただくために、従業員が保険の知識を深めて、その大切さを伝えていくことが日本生命のコンセプトです。保険業務の魅力はお客様の人生を一貫して応援できる点だと思います。私はそのことに、この仕事の魅力を感じました。日本生命では様々な視点から人々のライフプランを支える商品を用意しているため、私もその一員として、お客様に保険の価値をお伝えしていきたいと思います。もともと保険営業の仕事を意識していたわけではなかったのですが、合同説明会で話を聞き、興味を持ちました。人と関わることが好きで、ずっとドラッグストアでのアルバイトを続けており、保険営業の仕事なら、アルバイトで培ったものが活かせると考えました。
入社後は、法人職域ファイナンシャルコーディネーターとして、企業に出向いて顧客を開拓していく役割を担います。

経法大での学びについてお聞かせください。

経法大に入学した経緯ですが、実は、小さい頃から看護師に憧れていたこともあり、看護大学を受験したのですが、なかなか合格できず、浪人を避けるかたちで入学しました。ですが入学後すぐに、経法大に入ってよかったと思うようになりましたね。1年次の「大学演習」では、先生との距離が近く、何かと声をかけてくださったことや、留学生と一緒に学べる環境が新鮮でした。「大学演習」での学修テーマは国際法で、海外での法律トラブルなどの事例を興味深く学べました。たとえば、海外旅行で何の落ち度もないのに罪を着せられ、服役した日本人がおり、その方は最近になって国際法の専門家たちによる支援で助けられました。このように海外で無用なトラブルに巻き込まれないためにも、国際法の知識が役立つと思いました。
「大学演習」で国際法の分野に関心を持ち、現在は国際安全保障を研究テーマにするゼミに所属し、3年生からゼミ長を務めています。模擬国連会議に取り組んだり、先生が示した議題に沿ってディベートをしたり、とてもアクティブなゼミです。先生は「それは違う」といった一定の答えを示唆するようなことは一切おっしゃられません。ゼミ生の意見や自主性が尊重されます。
私は2年生のゼミでディベートに親しんだこともあって、ゼミのスタイルにはすんなりと馴染めましたが、当初はディベートに慣れていない学生もいました。せっかく出会った仲間。皆で一緒に勉強したいと考え、机の並びをディベート仕様に変えるなどの提案をしました。

ゼミ長としてリーダーシップを発揮していたようですね。

新しい知識を修得し、発言することで仲間と共有する。そういう勉強の仕方がとても楽しかったし、ゼミを通じていろんな成長ができました。意見調整や出欠確認といった普段のゼミ長業務だけではなく、事あるごとに私に幹事の役目が回ってきます。最初は何でも私に依頼されることに違和感も覚えましたが、今では皆のためになることなら喜んで引き受けるという考えに変わっていきました。
ゼミ生同士仲がよく、勉強だけではなく親睦会も自分たちで企画しています。ゼミでLINEのグループを作って連絡を取り合っているので、先生にもLINEに加わっていただくようにお願いしたら、スマホをお持ちではありませんでした(笑)。
ゼミで真剣に取り組んだことは、就活でもアピール材料として熱く語りました。

就活はどのように進めましたか?

3年生の秋に参加したインターンシップから、活動を本格化させていきました。インターンシップは2社参加しましたが、この段階では職業適性などは考えずに、まずは就活に対する意識を高めるために動きました。予想以上に大勢の学生が参加していて、この時期にこれだけ多くの学生が就活をスタートさせていることに危機感を覚え、就活対策の合宿に申し込みました。
合宿は、学ぶものがとても多かったです。自己PRの方法や個人面接、グループ面接、グループディスカッションなど、幅広く練習できました。とにかく数をこなしたので、「ここまでやった」という自信にもなりました。この合宿を機に、就活用のノートを作りました。キャンプに来場されていた先輩のスピーチや他の学生の質問内容など、詳細なメモをノートに残しては何度も見返していました。他の学生の質問はとても参考になりましたね。

軽音楽部に所属されていましたが、どのような部活でしたか?

とても楽しく、ちょっとおかしい?と思うくらい練習していました。1年生の「大学演習」で大学を好きになったと言いましたが、この軽音楽部もその要因の一つです。ただ楽しかっただけではなく、部活を通じ、計画性やスケジュール管理を学びました。ライブハウスに出演するためには、審査で一番にならないといけません。そのために審査で一番になるというゴールを設定し、そこから逆算して、いつ何をすべきかを明確にして練習していました。この点は就活でのアピール材料にもなりました。

就職後の抱負についてお聞かせください。

キャリアウーマンとして活躍したいですね。保険はお客様の人生にずっと関わっていける仕事。たとえば結婚や出産など、そのどきどきのライフステージに合わせた提案ができるので、お客様の人生を支えていくことを喜びに頑張っていきます。日本生命では実務経験を積んでいくと、後輩の育成に回るなど多様なキャリアパスのコースがあります。いい仕事をすることで、どんどんキャリアアップもしていきたいと思います。

受験生の皆さんへのメッセージ

経法大に入ったら、ぜひ先生と仲良くなってほしいと思います。授業に出て、先生に声を掛けていくと、すぐに距離が縮まります。先生は、驚くほど学生をよく見てくださっています。授業を欠席していた学生を見かけると「この前は来ていなかったね。次回はおいで」と話しかけてくださる。こんなきめ細やかな大学はそうないと思います。いろんな先生と親しくなると、こんな研究分野がある、こんな興味深い学問がある、という発見につながりますよ。がんばってください。

※掲載内容は取材当時のものです。

軽音楽部

一人で弾いていても、
ギターは上達しなかった。
先輩やバンドのメンバー、
みんなの存在が力に。

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