公務員・教員

柔道を通じて養ったリーダーシップと粘り強さが、
警察官への道を切り拓いた。

滋賀県警察 合格谷口 徹 さんTaniguti Toru経済学部卒(2013年3月) / 滋賀県立 瀬田工業高校 出身

前へ

次へ

滋賀県警察に採用、おめでとうございます。
警察官をめざしたのは、いつからですか?

大学に入学したばかりの頃は、まだ自分が将来何になりたいかが、わからずにいました。ただ、柔道が大好きで、柔道部で毎日、練習に打ち込んできました。それで、「柔道を通じて培った体力や精神力を活かせる仕事はないだろうか?」と考えるようになったんです。そんな僕に、ゼミの先生が薦めてくれたのが、警察官という道。3年生の秋頃のことです。
もともと、「地域の人々を守る」という警察官の職務には、少なからず憧れを抱いていました。また、高校で警察官の方から道場で柔道の指導を受けた経験があり、親しみも感じていました。「柔道の経験も活かせる。まじめな自分の性格にも、ぴったりだ」。そう感じて、本気で警察官をめざすための取り組みをスタートさせました。

滋賀県警察を志望されたのには、特別な理由があるのですか?

僕は滋賀県出身。警察官になるなら、やはり自分を育ててくれた地元の街に貢献し、恩返しがしたいと考えました。滋賀県には両親も、子供の頃からの友達も住んでいます。そうした身近な人々の役に立てるというのが、大きなやりがいになると感じています。

同時に、一般企業への就職活動にも取り組んだのですね?

はい。もしも警察官採用試験に合格できなかった場合のことを考えるとともに、警察官採用試験を受ける前に、面接などの経験も積めると考えてのことです。僕が志望している企業から前年に内定を得た先輩を、ゼミの先生に紹介してもらいました。その先輩から、履歴書やエントリーシートの書き方、面接での心得など、実体験を交えて丁寧で具体的な指導をしてもらえたのがよかったですね。おかげで4年生の4月に2社から内定が得られ、警察官採用試験に臨む上で大きな自信となりました。

公務員試験に備えて、具体的にはどのような取り組みを行いましたか?

3年生の2月から3月にかけて、エクステンションセンターの冬期集中講座を受講しました。公務員採用試験の筆記試験対策のための、集中講座です。僕以外の受講生は、Sコースの公務員講座を受けてきた学生ばかり。スタートが遅かった僕は「今からでも間に合うだろうか?」といった不安もなかったわけではありません。でも周囲に遅れをとらないよう、人一倍勉強しましたよ。講座では重要なポイントをしっかりとおさえた指導をしてもらえたこともあり、ずいぶんと自信をつけることができました。
4年生の5月に、滋賀県警察の採用一次試験である筆記試験を受験。直前まで集中講座でのノートを何度も読み返すことで、この一次試験をパスできました。

面接試験については、どのような対策を?

一次試験に合格したあと、面接合宿に参加しました。警察官・消防官を志望する学生のための、キャリア支援プログラムの一つです。一泊二日の合宿で、一日目はグループディスカッションと、特別キャリアアドバイザーの田中さんの講義を受講。田中さんは警視庁のOBで、自らの体験談を交えながら、採用試験合格のための具体的なアドバイスをしてくれ、とても勉強になりました。合宿二日目は模擬面接。自分がやってみるだけでなく、他の学生が面接を受けている様子を見ることができたのも、参考になったと感じています。
合宿から帰った後も、キャリア支援課で、模擬面接を何度も繰り返しました。日によって先生が違うので、いろいろなアドバイスを受けられたのもよかったですね。

模擬面接で学んだことは、実際の面接で活かされましたか?

はい。滋賀県警察の面接は、7月の終わりに受けました。模擬面接で受けたアドバイスをもとに、自己PRでは「自分の強みを、短い言葉でもまっすぐに伝えよう」と考えていたのですが、その通りにできましたよ。長年、柔道を続けてきた忍耐力。そして、主将として培ったリーダーシップ。まじめで粘り強い性格。しっかりと伝わったという、手応えを得ました。
また、模擬面接で声の小ささを指摘されていたので、できるだけ大きな声での受け答えを心がけたのも良かったと思います。「これで自分の将来が決まる」と思えば、自然と声が大きくなりましたよ。

手応え通りの合格だったわけですね。今後の抱負をお聞かせください。

警察官として地域社会に貢献したいとは考えていますが、具体的な職務の希望は、まだ特に持っていないんです。警察学校で学ぶ中で、自分がどの道に進みたいか、見つけていきたいと思います。
そして、柔道は、体が動くかぎり、続けていきたいと思います。警察官という道を切り拓くきっかけとなったのも柔道。人々を守るという職務に欠かせない、体力や精神力を鍛え続けることもできます。将来、機会があれば、青少年に柔道の指導をしてみたいとも考えていますよ。僕が高校生の頃、道場で警察官の方に指導していただいたようにね。

受験生の皆さんへのメッセージ

どんなことでもいいから、「これなら誰にも負けない」という自信を持つことが大切です。僕の場合は、ずっと柔道に打ち込み続けてきたことでした。頑張ったことが一つあれば、新しいチャレンジをする上でも、すごく大きな自信になるんですよ。就職活動などの時だけじゃない。その自信は、将来も、一生あなたを支え続けてくれるはずです。

※掲載内容は取材当時のものです。

4年間のサクセスストーリー

1年生
経済学部で学ぶとともに、柔道部に入部。中学・高校と続けてきた柔道に、大学でも打ち込む。体育会に所属し、経法祭の準備に参加したことで、友達が増え、仲間と一つのことをやり遂げるという得難い経験にもつながった。
2年生
柔道三段の昇段試験に合格。毎日まじめに練習に励んできた成果が一つの形となる。
3年生
柔道部の主将に任命される。
11月頃より、警察官をめざしたキャリア形成に本格的に取り組み始める。2月からは公務員試験対策のための冬期集中講座を受講。
一方で一般企業への就職活動にも平行して取り組む。
4年生
4月に一般企業2社から内定を獲得。
その後、滋賀県警察官採用選考の受験を申し込み、1次選考、2次選考と順調に歩を進め、8月に合格通知を受け取る。

警察官をめざすならスポーツ系部活を。

警察官や消防官の採用試験には、体力試験もあります。この試験をパスするための体力を養うには、スポーツ系のクラブが一番です。柔道部には警察官志望の先輩も数多くいたので、そうした先輩から試験などについての情報が得られるのも大きかったですね。僕は主将も務めたことで、面接でのアピールポイントとなったリーダーシップを養うこともできました。毎日厳しい練習を続けてきた粘り強い精神力、また、仲間とともに全国大会まで進む中で培った協調性など、警察官や消防官をめざす上で大切な力がたくさん身につきましたよ。

同じ職種・資格のストーリー